塾講師を行いながら、主にYoutubeなどの場を通じて教育支援を行っている非営利の団体
Chanceの代表・神崎竜太氏とのコラボ企画「神崎先生と話そう!」の第1回です。

この企画では毎回、「勉強」や「教育」、ときには「人生」などに関する読者の方や質問や悩みに対して、
神崎先生が誠心誠意、親身に答えてくれます。
Chanceはまだ立ち上がったたばかりで、団体としての知名度も低いのですが、神崎先生ご自身は、非常に熱い思いをもって活動しており、そうした人柄がこの企画を通じて少しでも伝われば幸いです。

それではさっそく質問が届いていますので、神崎先生、よろしくお願いします。

 

Q.「勉強するのに、本を読むのって役に立つんでしょうか?」(質問者:三松文庫店主)

(ニュージーランドで跳ねる神崎先生)

ご質問ありがとうございます。

初回から、なかなか尖った質問ですね(笑)
おそらく質問者さんは、学生の方だと思うんですが、成績が上がらず勉強のために本を読めと言われた、
もしくは本が大好きだけど、読書は時間を使うので、本を読むことも勉強の内だと思いこみたい、
という方なんでしょうか。

経験上、この手の質問は、親御さんから受けることの方が多いんですよね。
「うちの子、国語ができないんですけど、本を読ませた方がいいんでしょうか?」
というような塩梅です。

それはさておき、世間一般的に勉強といっても、様々なとらえかたがあると思います。なので、とりあえず、僕のこの回答では、
「勉強=学校や試験でいい点を取るためのもの、最終目的は成績を上げること」
という前提で話を進めていきますね。

おそらく、僕に相談してくるということはそういうことだと思うので(笑)

というわけで回答していきたいと思います。
まず伝えたいのは、勉強するということは、国語にしろ数学にしろ、文章を読むということなので、必然的に文章の読解力が必要なのは、皆さんわかりますよね?
けれど、塾講師という立場で言わせてもらえば、成績を上げるという意味においては、
「本を読む」ということが目標までの最短距離ではないと思います。

なので、僕としては、国語ができない子たちに対して、「本を読んだ方がいい」というアドバイスはしません。
それよりは、もっと読解の「コツ」的な部分を、かいつまんで伝えてあげたほうが、その子が自分の時間をより有効に活用できると思います。

ただ、ここで言っておきたいのは、読書が成績アップへの近道ではないとはいえ、
必ずしも役に立たないかと言われれば、そうではないということです。

例えば、読む本やその内容によっても違うと思いますが、本に書いてある内容について、自分なりの考えをまとめてみる、著者の主張に対して反論を考えてみるなど、「自分なりに思考しながら読む」ことが出来れば、「考える」習慣ができ、勉強にも役立つと思います。

勉強は暗記が主だとは思いますが、想定外への対応力も含めて、「考える」力があるに越したことはないですからね。
単に文字を追って、本を読むだけでは成績はあがらないと思いますが、
読書の方法を工夫することで、一定の成果=成績アップが見込めると思います。

最後に、僕は塾講師ですが、成績を上げること=人生の充実ではないとも思っています。
読書は、本人の興味のある分野を深めることができるなど、プラスアルファの価値が生むという点で、かなり有効です。

若ければ若いほど、難しいとは思いますが、あまり成績や勉強にとらわれすぎず、
勉強を自分の人生をちゃんと生きるための、あくまでも手段の一つとしてとらえて、
長い目で今後の人生を考えてみてくれると嬉しいです。

それでは、良い一日を。

 

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https://www.youtube.com/channel/UCCjctwzPMVRcHMahbOrGtLg

 

(文・インタビュアー/三田稔)

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