こんにちは。

最近の、オンラインへの移行が凄まじいので
PCを買い換えました、たけはるです。

オンラインセミナーに、オンライン飲み会。
YouTubeやインスタでのライブ配信などなど…
ここ数週間、いろんなオンラインのサービスが台頭してきて
傍から見ていると、群雄割拠感が半端ないなあと思う今日この頃。

でも、消費する側としては、いろいろ選択肢があるのは嬉しいことで
エアビーでおもしろいオンライン体験出てないかなあと探したり、
次のZoom飲みの時に飲むお酒どうしようかなあと楽天を漁ったり。

これからは、何か成し遂げたいことへの計画性よりも、どんな時も順応できて変化のスピードについてこれる力が重要になってくるんじゃないかなと思います。

今回は、そんな「スピード」、速さに関する絵本のご紹介です。

この世で一番早いものはなにか。


今回ご紹介するのは、ロバート・フローマン 作、アーノルド・スピルカ 絵 の
『もっとはやいものは スピードのはなし』です。

この本は、先日部屋の掃除をしている時に『スタジオボイス』が出てきたので読んでいた時に知った絵本。
上野俊哉さんという、文化やメディアの批評家が幼少期に読んでいたとして、対談の中で紹介されていました。
彼曰く、「速度学」という、テクノロジーなどの発達が、人間の知覚や行動に与える影響や関係性について考える学問に、興味を持ったルーツかもしれないとのこと。
詳しいことはよくわからないけど、何となく今の状況とも共通点がありそうだなあ、と思って図書館で借りて読みました。

このお話は、この世の中で1番早いものは何か、ということから始まります。
氷河は1日30センチしか進まないけど、かたつむりは3分で進む。
でも、かたつむりよりハコガメはもっと速い。
ハコガメよりあかちゃんはもっと速い。

様々な生き物を比較し、さらには車やロケット、たつまき、音速、公転と、比較対象の速さがどんどん速くなり、最後は光速に行きつきます。
電波や電磁波、赤外線みたいな波のものはあっても、光も光波で同じものだし、でも、目に見えるものは光波のみ。
゛光は、この宇宙にあるもののはやさの限界なのだ。”
と、作者は言い切ってしまいます。

しかし、重要なのはこの次のページから。

宇宙船が、光ほどのはやさでとぶとしても、太陽にいちばんちかい恒星にたどりつくのに、4年いじょうかかるだろう。
(中略)
ところがあなたの心のなかでは、あっというまにそのぐらいの距離を、それどころかもっととおくまで、とんでいくことができる。あなたの考える力、想像する力は、いつでも、どこでも、すきなところへ、すきなはやさで、いくことができる。
あなたの想像力は、なによりもいちばんはやいのだ。

ただ、数字的な「速さ」だけを、機能的な「便利」だけを追い求めている現代の私たちに、改めて人間の「想像力」の偉大さを教えてくれる一冊です。

想像力こそ、最大の「娯楽」であり「武器」


冒頭にも書きましたが、最近、コロナウイルスの影響で、目まぐるしいほどにたくさんのサービスや取り組みが始まっています。

働き方では、通勤や出張による感染リスクを抑えるために、テレワークやリモート会議が推奨され、スーパーやコンビニでは客と店員との間に「ビニールの壁」が設置され、学校ではオンライン授業で先生がユーチューバーの動画を参考にしながら授業をする。

未来のことが誰にも予想できない。
今この特異な状況下で、今までの「当たり前」がどんどんひっくり返されています。

でも、コロナの状況に対応した、オンライン体験やインスタライブ、テイクアウトなど、日常で楽しめるコンテンツが出てきて、ひっくり返されることが必ずしも悲観的なことではないなという印象も受けます。

重要なのは、どんな時も「こんなのあったらいいのにな」「こうしたら面白いのに」という想像力。
あれもこれもできない、ではなく、こんなのあったら便利なのにな、とか、こういう方法ならできるんじゃないか、というポジティブな考え方が必要なのだと思います。

凝り固まった頭を柔らかくして、今までの「当たり前」にとらわれずに想像力を働かせたいものです。

写真は、先日ネットで見つけた、岩手・菊の司酒造の日本酒。
その名も、「非公開」。
酒米や精米歩合、酵母、日本酒度などが一切公開されておらず、飲んだ人が唎酒をしてラベルのQRコードから回答するようになっています。

山田錦だからとか、純米大吟醸だから、という情報にとらわれずに日本酒を楽しむ、新しい飲み方だと思います。
試しに飲みましたが、全然分かりませんでした…(笑)
日本酒の目利きに自信のある方はぜひ。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回もまた、お楽しみに。

 

 

(文/たけはる/某雑誌編集者)