こんにちは。

2020年になってはや1か月がたちました。
暖冬のせいで、今シーズンはまだ雪を見ていません、たけはるです。

毎年、冬になると冷え症で悩まされ、
底冷えがひどすぎて銭湯に走ることもしばしばでしたが
今年は今の時期になってやっと寒くなりました。

今日、松山城の近くを歩くと、
梅の木には赤い花がちらほら咲き始めていました。
こないだ年越しだと思ったら、もう春か!と思う今日この頃です。

今回は、そんな「木」にまつわるお話です。

誰かのために尽くすこと。


今回ご紹介するのは、シェル・シルヴァンスタイン 作・絵の『おおきな木』です。

1964年に発売されてからおよそ半世紀、
長きにわたり、世界各国で翻訳されて愛されているこの本。
先日、フラッと寄ったカフェで見つけて、ハッとなったのでご紹介します。

著者のシェル・シルヴァンスタインは、
アメリカの作家・イラストレーターとしてはもちろん、
作詞家としても知られ、中にはグラミー賞を受賞した作品もあります。
自身もシンガーソングライターとしての顔を持つ、多彩な才能を持つ方です。

また、日本での出版から46年後、
村上春樹さんが翻訳を手掛けられて再度出版されたことでも知られています。

当時の翻訳家・本田錦一郎さんが翻訳したものと、村上さんが再度翻訳したもの、
それぞれ読み比べると分かるのですが、冒頭から全く違うんです。
短く、端的な絵本の文章は、ちょっとしたニュアンスで
見え方が全然違ってくるんだなあ、という楽しみ方もできる一冊です。

 

そんな『おおきな木』の主人公は、一人の少年。

幼い頃は、木に登ったり枝にぶらさがったりしていつも一緒に遊んでいたのが、
大きくなるにつれて木と過ごす時間が少なくなっていきます。

木は会う頻度が少なくなる少年を寂しく思うのですが、
たまに少年が帰ってきて顔を出すととても喜びます。

帰ってくるたびに、お金が欲しい、家を建てたいなどと言う少年に対して
木は、自分になっているリンゴや枝をあげ、
ついには、自分の木の幹まであげて切り株だけになってしまいます。

そんな姿になっても、木は年老いた少年の腰掛けとなり、
いつまでも支え続けていくのでした。

絵本でありながら、大人もいろいろ考えさせられるようなお話で
じっくりゆっくり読みたくなるような一冊です。

誰かのために何ができるか。

今まで、特に言う機会もなかったし、言ったところで何かあるわけでもないので
周囲には言っていなかったのですが、
松山に来てから4年、不定期で実家に手紙を送り続けています。

近況を報告する、というそれだけなのですが、
私が初めての社会人生活で一人暮らしだったのがよほど心配だったのか、
けっこうな頻度で電話がかかってきていたのを何とかしたくて(長すぎる残業も言ってなかったので)、
手紙が書けるくらい余裕があって元気にしとるけん、電話しなくてええよ、という意味で送ったのがきっかけ。

今ではLINEもありますが、その時は両親ともにガラケーということもあって、
何となくやめるタイミングもなくずるずる続けています。

ただ、普通の手紙だとおもしろくないので、面白おかしく書ける新聞風に。
タイトルは、その名も「はるか通信」。
近況や「最近こんな仕事をしたよ!」という内容で書いていて、夜中に書くので字もかなり汚いです。。

 

損得みたいなものを抜きにして、誰かのためにためらうことなく動けることって、実はすごいことなんだと思います。
誰にでもできないし、人間いやらしい部分もゼロではないから、裏をいろいろ考えてしまうし…

最近だと、誰かが発したことを揚げ足を取るように批判しているのもよく見かけます。
なんか、嫌だなあと思ってしまうのは私だけでしょうか…

 

ギブアンドテイク。
まずは、自分のできることを誰かのためにしていきたいものですね。

親に手紙を送っているのは半分趣味みたいなものですが(笑)
ブログでもSNSでも、読んでいる対象者がいると思うと、励みになります。
今年もさぼらず、かんばります。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もまた、お楽しみに。

 

 

(文/たけはる/某雑誌編集者)