こんにちは。
お盆が過ぎたあたりから一気に秋らしくなりまして
早速秋服を買ってしまいました、たけはるです。

今年のお盆休みは台湾に旅行に行ってました。
慣れない土地、よく分からない言葉と食べ物には戸惑いましたが、
街を歩くだけでもすごく新鮮な所で
3泊4日でも行ききれなかったですね~
台風の影響ももろに受けましたが、なんとか帰国できました。

ただ、そうしている間に
懐かしい友人からの連絡があったりして、
「今?!」みたいなことがあったのも良い思い出。

今回は、そんな懐かしさと共感の余韻に浸り、
エールをもらえるような一冊です。

 

友だちって、なに?

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今回ご紹介するのは、重松清・作の『きみの友だち』
今回は夏休みもあったので、
ちょっとボリュームのある文庫本にしてみました(笑)

重松清さんというと、中学や高校に通う生徒を主人公にして
友人や恋人、家族との中で、思春期の揺れる思いを
書いているものが多い作家さん。
中学・高校の試験の題材としても取り上げられることが多く、
私も、重松清さんの著書を初めて読んだのは
高校受験の試験対策の問題集でした。

 

今回ご紹介する『きみの友だち』も
小学生の時に交通事故にあって松葉杖なしでは歩けなくなった恵美と
彼女を取り巻く友人、弟、弟の友人のお話です。

このお話の特徴は、
それぞれの登場人物目線のお話を作者の視点から書いていること。
初めは恵美、次は弟のブン、と順々に変わっていき、
彼ら彼女らの話を「次は君の番だ」と作者目線でつづっている。

交通事故にあって嘆いていたけど
自分よりもずっと大変な病気なのに前向きに生きている同級生と
関わって仲良くなる話、
クラスでムードメーカーだったけど
ある日突然いじめにあって「友だち」について考える話、
学力も運動神経もルックスもいまいちなのに
どこか素直になれずにいる話、
好きな子にバレンタインチョコをもらえるか期待する話、などなど。

そういった短編が集まり、
それぞれの話の伏線を回収しながら
クライマックスへと向かっていくのです。

「空気を読む」ということが苦手だった(今もですが)、中学生の頃。
面識がないのに、ボス的な先輩に挨拶しないといけないし、
ちょっとスカートのすそが短いだけで調子乗っとると言われるし…。

もう今となっては笑い話ですが、
むだに長身なせいで目立っていたのかもしれません(笑)
「ああ、同い年なのに変に気遣わないといけない感じあったなあ」
「なんかやたら権力のある子いたなあ」とか
当時の、忘れていたはずの苦い思い出がよみがえってきました。
(楽しいこともたくさんあったのでご心配なく!(笑))

悩みながらもめげずに今を生きようとする、
彼らのまなざしに「私も頑張ろう」と思わせてくれる一冊です。

 

ひたむきに、まっすぐに。

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今年の夏、久しぶりにベランダで植物を育ててみました。

2種類あって、ひとつは瓢箪、
もうひとつは貰いものの、得体のしれないスマートな植物。

うっかりして水やりをし忘れたこともあったのですが、
東向きのベランダで朝日をいっぱい浴びてどんどん伸び、
夏休みの宿題気分で楽しんでいました。

彼らを見ていて驚いたのは、その生命力。
ある日、2日ほど水をやり忘れて仕事に行ってしまい、
帰ってぐったりしているのを見て、あわてて水をあげました。

その後、1時間ほどして見てみると
ここぞとばかりに水を吸ったのか、
見違えるほどシャキッと起き上がっていたのです。
きっと「水が来たぞ~!!」と
一心不乱に吸いまくったんでしょうね。

その貪欲さというか、純粋さには、思わず目を見張ってしまいました。

仕事やプライベート、人間関係など、
何事もうまくいくこともあれば、うまくいかないこともあります。
でも、前を向いてひたむきにがんばっていれば
風向きはきっと変わる。

そして、そういう人にはおもしろい人が寄ってくる。
おもしろいことが寄ってくる。
多少は戦略的な部分が必要なのかもしれないですが、
こういうのって、自然発生的に生まれるんだと思います。

 

大切に育てていた植物たちは案の定、
台湾旅行のせいで再起不能なくらいに枯れ切ってしまいました…。
みんな、ごめんよ(笑)
リベンジもかねて、また何か育てようと思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回もお楽しみに。

 

 

(文/たけはる/某雑誌編集者)