こんにちは。
記録的に遅い梅雨のせいで、
引きこもりが捗って出不精化しています、たけはるです。
毎日、朝起きて仕事に行って、夜に帰ってきて、
スマホをいじって寝る…、という無限ループの生活。
外に出るとしたら飲みに行くくらい…
そんな生活になりつつある今日この頃なのですが、
今日は、そんな惰性な生活から抜け出せ!と、
ハッと気づかされる一冊です。
たかが「おいも」、されど「おいも」。

今回ご紹介するのは、赤羽末吉 作・絵 の
『おおきな おおきな おいも』です。
インパクトのある珍獣(笑)の顔の表紙ですが、
タイトルの上には
「鶴巻幼稚園・市村久子の教育実践による」との一文が。
実は、幼稚園教員として現場に立ち、
多くの著書も手掛けている、
市村久子さんが原案として担当されています。
1973年に初版が発行されてから半世紀近くになりますが、
私が持っているものは「2013年10月8日 第108版」という
二度見しそうなくらいのベストセラー絵本。
黒と、さつまいもの紅色の2色でシンプルな絵と、
芋ほりという分かりやすい題材で
お話が展開されていきます。
あらすじとしては、
雨で芋ほり遠足が延期となり、行けなくなった子どもたちが、
「1週間待ったらこんなにおおきくなるかな」と
想像力を膨らませていく、という内容。
「雨」という不可抗力でネガティブなものに悲観するのではなく、
そういう状況に置かれたからこその創造力で
自分たちの「おもしろい」ものにしていって
先生たちを驚かせていくのです。
みんなで一緒にわいわいと
描いたり、アイデアを出したり、料理をしたりしている様子は
すごく楽しそう。
子どもの空想とワクワクが詰まった一冊です。
みんなで協力して「わくわく」を見つける。
先日、大学3年でフットサルをしている妹の大会が
松山市内であると聞いたので見てきました。
私と妹二人の3人姉妹の我が家は、全員バレー部出身。
熱でムッとする体育館と、ボールの付く音に懐かしさを感じながら
観戦をしました。
バレーとフットサル、どちらも共通しているのは
チームプレーのスポーツだということ。
自分のプレーのことだけでなく、仲間や敵が今何をしているかを
常には把握しながら行うものです。
自分がボールに触るのはほんの一瞬だけで、
試合時間全体で見ても数秒~数十秒なのですが、
勝つためにいかに把握して動いて声をかけて
チームに貢献するかを頭の中フル回転で行います。
チームは結局、PKの末負けてしまったのですが、
彼女たちの顔には、悔しさはありつつもすごく楽しそうで
キラキラした表情がありました。
仲間とともに「勝つ」楽しさを味わう。
誰かと一緒に「わくわく」を共有する。
5つも6つも下の子ばかりでしたが、
そんな彼女たちに大事なことを再確認させられた気がしました。
普段から意識して過ごしたいものです。
というわけで、久しぶりにバレーがしたくなりました(笑)
松山に来て社会人バレーのチームは紹介してくださったのですが、
全国大会経験者の人ばかりでお遊びのレベルが高く、
即フェードアウトしたので…
近所の河川敷で対人パスをして下さる方、募集中です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もお楽しみに。
〇 おおきなおおきなおいも(著/赤羽末吉)
https://www.amazon.co.jp/dp/4834003604/
(文/たけはる/某雑誌編集者)