ステキな3人が毎回「気分×テーマ」に沿った本を紹介。
ステキな3冊を3行でー

「三行文庫」

第2、第4水曜日更新。

 

宝島社が発行する
「この○○がすごい!」シリーズの中でも、さきがけともいえる
「このミステリーがすごい!」略して「このミス」。

その2019年版が12月11日に発行されます。

ちなみに今年は30周年の節目の年だそうで、掲載内容は、2018年の国内&海外新作ミステリー小説ランキング・ベスト20などなど。

10月1日には、
第17回「このミス」大賞も発表されていますし、受賞作品の書籍化も待ち遠しいですね。

第18回の「このミス」大賞から新設予定であった「U-NEXT・カンテレ賞」を、今回さきがけてサプライズ受賞した、
登美丘丈氏が描く
「その男、女衒」
は実写ドラマ化も決まっており、注目かと思っています。

というわけで、今回も世相に便乗して(笑)
「驚きたい」ときにピッタリの「ミステリー」本のおすすめ3冊を紹介します。

今回はご縁あって、以前からお世話になっている、
学習支援団体「CHANCE」代表の神崎さんからもおすすめの一冊を伺いました。
選書の中には、現在の2018年から大きく遡り、1980年発表の作品なんてものもありますが、
神崎さんの選書も含め、どれもオススメされるのが納得の良作ばかりだと思いますので、ぜひ。

 

 

(1)神崎竜太(塾講師。学習支援団体「CHANCE」代表)

〇 マジックミラー(著/有栖川有栖)
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(あらすじ/「BOOK」データベースより引用)
琵琶湖に近い余呉湖畔で女性の死体が発見された。殺害時刻に彼女の夫は博多、双子の弟は酒田にいてアリバイは完璧。しかし兄弟を疑う被害者の妹は推理作家の空知とともに探偵に調査を依頼する。そして謎めく第二の殺人が…。犯人が作り出した驚愕のトリックとは?有栖川作品の原点ともいえる傑作長編。

・双子ならではのアリバイ作り、殺害方法。

・マジックミラーのように自分からは見えない。相手からしか見えない。自分からしか見えない。相手からは見えない。一方通行な感情が行き交う本格ミステリ。

・時刻表とか推理の材料をがっつり載せてきて「解いてみろ!」みたいな挑戦的な空気を醸しだしてるのが好きです。

 

 

(2)あかまつのりき(三松文庫店主兼「hontopia」編集長)

〇 葉桜の季節に君を想うということ(著/歌野昌午)
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(あらすじ/「BOOK」データベースより引用)
「何でもやってやろう屋」を自称する元私立探偵・成瀬将虎は、同じフィットネスクラブに通う愛子から悪質な霊感商法の調査を依頼された。そんな折、自殺を図ろうとしているところを救った麻宮さくらと運命の出会いを果たして―。あらゆるミステリーの賞を総なめにした本作は、必ず二度、三度と読みたくなる究極の徹夜本です。

・ハードボイルドな探偵役が紡ぐ、謎と恋愛の物語。

・「そんなのアリかよ!?」とラストに叫ぶこと間違いなし。

・人生の黄金時代は老いていく将来にあり、過ぎ去った若年無知の時代にあるにあらず。林語堂

 

 

(3)三田稔(「hontopia」副編集長兼ライター)

〇 薔薇の名前(著/ウンベルト・エーコ)
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(あらすじ/「BOOK」データベースより引用)
迷宮構造をもつ文書館を備えた、中世北イタリアの僧院で「ヨハネの黙示録」に従った連続殺人事件が。バスカヴィルのウィリアム修道士が事件の陰には一冊の書物の存在があることを探り出したが…。精緻な推理小説の中に碩学エーコがしかけた知のたくらみ。

・1327年の北イタリア、カトリック教会が舞台ということもあって、読み進めるごとに、当時の社会の様子や聖書、キリスト教的な宗教感などについての知識が増える気がする。あくまでそんな気がする。

・時代背景、風習、そういった周辺要素をフルに活用した本格推理小説という印象。ミステリマニアからも評価の高い作品。

・論理を軸に推理して、鮮やかに謎を解決する。名探偵ってやつは神とは相入れないのかもしれない。

 

 

(編/「hontopia」編集部)