こんばんは!
正義のヒーローになりたい系あかまつです。

我、汝に問う。絶対的な正義とは何か?

急に厨二病的な質問をしてしまい申し訳ありません(笑)
頭がおかしくなったわけではないんです。実は先日、広島県で開催されている『やなせたかし展』を観に行ったんですが、「絶対的な正義とは何か?」という問いがとても心に残ったので、今日はやなせたかし展で買った本についてをご紹介しようと思います。

 

〇 何のために生まれてきたの?
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やなせたかしさんといえば言わずと知れたアンパンマンの生みの親ですね。
そしてアンパンマンといえば誰もが知る国民的ヒーロー。

小さい頃の僕は、アンパンマンって誰にでも顔を与えるのは優しいけど、顔が濡れて力が出ないのはヒーローとして大丈夫なのか?とよく思っていました。

それでもずっと見ていたし、不思議なことにずっと愛されているんですよね。


【アンパンマンの誕生】

アンパンマンが生まれた背景には、やなせさんの「戦争」という原体験があります。

やなせさんは兵隊として戦地へ行き、様々な経験をして考えます。

「正義とは時と立場で逆転する。しかし、絶対に覆らない正義とは何か?」

これが初めの問いです。そしてこう結論付けます。

「絶対に覆らない正義とはひもじい人を助けることである」と。

そこに飢えている人がいれば、その人にパンをあげるという行為はA国に行こうがB国に行こうが、正しいおこないなんですよね。

そしてやなせさんは決心します。

「悪役を倒すヒーローはいるけれど、ひもじい人を助けるヒーローはいない。だから自分はひもじい人を助けるヒーローを描こう」


【正義を行う覚悟】

いろいろなヒーローがいる中で、アンパンマンが一番弱いんです。このことは作者も認めています。

雨に濡れれば力が出ないし、顔がへこんでも力は激減します。だが、しかし、アンパンマンは絶対に武器は使わず、いつも素手で戦います。

そしてアンパンマンの象徴といえばパンを分け与えるシーン。自分を傷つけてでも他人を救う。助けるということは自分の一部を差し出す作業なんですね。

でもこれはアンパンマンがすごいからじゃないんです。アンパンマン含め僕たちの大多数も弱いのです。弱い僕たちの心の中にも正義があって、困っている人を見た時、つい身体が動いてしまうあの瞬間、僕らは正義を行っているのです。

そうせずにはいられない反面、弱いからエネルギーを使うことを表現しているんだそうです。


【震災からの復興】

永い間愛され続けたアンパンマン。総キャラクター数も2000人を超えギネスに載り、やなせさんも引退を考えます。

しかし、2011年の東日本大震災のあとに「アンパンマンのマーチを聞きたいというリクエストが放送局に届いたそうです。その後もリスナーから次々とリクエストが届きリピートされたとか。その声を聞いてやなせさんは引退を撤回したそうです。

今後もアンパンマンは永遠に子ども達の心の支えであり続けると思います。

そこにはやなせたかしさんの平和への想いが受け継がれているから。

 

そうだ うれしいんだ

生きる よろこび

たとえ 胸の傷がいたんでも

なんのために 生まれて

なにをして 生きるのか

こたえられないなんて そんなのはいやだ!

『アンパンマンのマーチ』より引用

作詞・やなせたかし/作曲・三木たかし

(文/あかまつのりき/「三松文庫」店主)