初日の高松編はこちらから▼

『三松文庫放浪記』~高松編~

(旅のあらすじ)
「本と人に触れる」をテーマに一泊二日の旅行を始めたあかまつと三田。
一日目は高松でたくさんの出会いがあり、満足感を胸に抱いて、気持ちよくお酒を飲み、ぐっすり眠る。

しかし、よくよく考えると二日目の予定を決めていなかった!

果たして二人はどうなってしまうのか!

有意義な一日を過ごせるのか!

前置きが長くなりましたが、弾丸愛媛編、スタートです。

当初の予定では二日目は「岡山に行こうか~」というぐらいの緩い感じでした。
しかし、旅の勢いとは怖いもの。かねてより、Facebookでおもしろそうだと思っていたトークイベントが同日開催されることを確認し、愛媛に行こうと決意します。
勢いこそが旅の醍醐味なのかもしれません(笑)

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今回の目的地である愛媛県の松山市へは片道三時間かけて、車で向かいます。ドライバーは三田くん。三田くんは三松文庫の仕入れ担当、編集、ライター、フォトグラファー、ドライバーとマルチに働いてくれます。
あかまつの仕事はにこにこ笑いながら立っていることだと思っています。

道中は雨に降られながらも、愛媛につくと天気は晴れ。日頃の行いの良さがこういうところに現れます。

トークイベントに向かう前にまずはトークショーに参加される本の轍さんにご挨拶▼ (外観写真を撮り忘れてしまいました…)

ご夫婦で経営されている書店で、店主さんの持っていた古本を中心とした、味のあるセレクト書籍のほか可愛らしい雑貨、そして、こだわりの美味しいコーヒーがそろった癒しの空間です。

僕の個人的な印象ですが、本の轍さんは子ども部屋のような印象です。
幼いころに親に読んでもらった絵本や、小学生のころわくわくしながら読んだ本など、どこか懐かしくなる落ち着いた雰囲気がありました。老若男女問わず、楽しめる本屋さんだと思います。

店内の優しい雰囲気、やはり店長さん達の人柄ゆえでしょう。こだわりのコーヒーをいただきながらのんびり話していると、いつの間にか一時間以上経過していました。

こうして、ますます夜のトークイベントへの期待が高まります。

トークイベントまで少し時間があったので、愛媛の商店街である大街道と銀天街で開催される、大きなお祭り「土曜夜市」をビール片手に散策し…(三田くんはノンアルコールです。飲酒運転だめ、絶対)

ほろ酔い気分になったところでトークイベントの開催時間です▼
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『浮雲書店』
HP:http://ukigumoshoten.blogspot.com/

参加者20人以上と大盛況で、店内はお客さんで溢れかえり、立ち見の方もいらっしゃる状態です。

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(真ん中に立たれている方が「浮雲書店」店主の武井さんです)

トークイベントの前半は「なぜお店を開こうと思ったのか」、「店名の由来」、「お店のコンセプト」、「これからどういうことをしていこうと思っているか」などなど浮雲書店さんと本の轍さんへの質問といった形で進んでいきました。
両書店さんの大切にしている部分を聞くことができ、とてもためになる時間でした。

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(「本の轍」店主:越智さん)

その中でも僕が一番覚えておこうとお話は
「本のセレクトはしているが最終的に選ぶのはお客様。お店はお客様が作っていく」というお話です。
お店を始めるのは自分です。最初のコンセプトも自分で決めます。ただ、それが一方通行になってはだめなのです。選んでくれるお客様がいてお店は成り立ちます。お店と言うものはお客様と作り上げていく双方向的なものなのだなぁと実感しました。
三松文庫もこのことは常々肝に銘じておこうと思います。

後半は参加者も交えていろんなお話の時間に。「好きな本」、「本を好きとはどういうことか」などみんなで楽しくざっくばらんに話せたのも今回のトークイベントの魅力の一つでした。

トークイベント終了後、主催者の方々にお話をうかがったところ、今回のイベントは両書店さんにとっても初めての試みだったそうです。

「本の轍」の越智さんと「浮雲書店」の武井さんは両者ともにユニークかつ面白い方です。

元々、浮雲書店さんには常連客の方々が、夜な夜なお酒を持ち込んで、店内で小宴会が行われるという不思議な文化があるそうで、「その小宴会をちょっとだけオープンにしてみよう」というところから今回のトークイベントが開催されたとのことでした。

今後のイベントの展開などにについては
「大手企業の社長とか、芸能人とかじゃなくて、もっと身近なお店さんのお話を聞いて『あの店主に会いに行く』みたいな店をみんなが持つ。お店にとっても、宣伝になり、顔が見える商売ができる。イベントはあくまできっかけで、そんな流れを作りたい」
そうしたことを熱く語ってくださいました。

人が集まるお店。モノを買うためだけでなく店主さんに会いに行くお店。

モノが売れなくなっていると言われるこの時代に、お店が続いていくための大切なヒントはそんなところにあるのかもしれません。

皆さんも松山に行かれた際はぜひ店主さんに会いに行ってみてほしいです。

最後に、今回のイベントで出会った方を簡単に紹介させてください。

『こりおり珈琲』
HP:https://corioliscafe.thebase.in/
瀬戸内海に浮かぶ島、大島(愛媛県今治市)にある自家焙煎の珈琲豆を販売されている珈琲SHOPです。今後は本も扱われる予定だそうで、珈琲と自転車と本が繋がる素敵な場所です。ちなみに海の見える一箱古本市にも参加されるそうで、次に会えるのが楽しみです。

『ゆるやか文庫』
HP:https://www.facebook.com/yuruyakabunko/
愛媛県内子町にある和紙のお店neki(ねき) の中にある図書室スペースです。和紙のお店らしく、和紙で出来たSHOPカードが魅力的でした。店主さんは「本のある空間」が好きだそうで、次に愛媛に来る機会があれば絶対行ってみたいです。

今回の旅では、そのほかにもたくさんの本好きの方と出会うことで出来ました。
「本と人に触れる」というテーマ通りに旅が出来て、三松文庫は大満足です。
今回の旅行で出会ってくださった皆様、本当にありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いします。

香川県も愛媛県も、素敵な場所がたくさんあるので、気になった方はぜひ行ってみてください。そしておすすめ情報があれば三松文庫に知らせてください。笑

また、次回の三松文庫放浪記でお会いしましょう。
次はあなたの町に行くかもしれません(?)

それでは。

(文/あかまつのりき)